ソフトバンクグループが発表した2022年4~6月期決算は、純損益が3兆1627億円の赤字と、四半期決算としては過去最大になった。同社は2021年1~3月期決算において1兆9328億円の黒字を計上しているが、2022年1~3月期には2兆1006億円の赤字となり、2四半期連続の巨額赤字である。 同社の業績が、一般常識では考えづらい数字となっている最大の理由は、同社が事業会社ではなく、投資会社化しているからである。 企業決算のルールは、基本的に物やサービスを売買するという、一般事業会社の形態を想定して作られている。売上高が減って、コストが粗利を上回れば赤字になり、赤字額相当分のキャッシュが会社から流
衝撃的大赤字、ソフトバンクの乱高下決算が突きつける「現代資本市場の限界」
事実上の投資会社になっているSBG、問われる上場のあり方
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