8月に入り、本来なら2023年1月に過去最大を記録するであろう、第8波の被害を最小にするべく、半年前から対策を立てるべき時期に入りました。 ところが、現状すでに手の付けられない状況にある「第7波」で医療体制限界・保健所パンクといった、来たるべくして招いた事態で、日本の新型コロナウイルス感染症対応は逼迫しています。 そうした中で、良心的な医療関係者の中でも「すでに致死率はゼロに近い」的な発言をする人がいます。 根拠に基づかないそうした発言を残念に思いつつ、より詳細な分析をご紹介したいと思います。 冒頭のグラフ、横軸は我が国の、毎日の新型コロナウイルス感染症新規罹患者数、縦軸は毎日の死者数です。