注文住宅といえば、住宅展示場にできるだけ多くの来場者を集めて契約を勝ち取るというのが基本的な営業戦略である。現在の大手住宅メーカーが急成長した1970年代から1980年代にかけて確立し、以降40年もの間、ほとんどやり方は変わっていない。だが、その営業手段が大きな曲がり角を迎えている。 いま、住宅・不動産業界において、物件情報収集の中心はインターネットに移っている。【表1】にあるように、建て売りの分譲戸建住宅や分譲マンションでは、情報収集先のトップは「インターネット」で、分譲マンションでは6割近い人がインターネットで物件情報を集めている。それに対して「住宅展示場で」という人は1割強にすぎない。
住宅展示場に頼らない、大和ハウス工業グループの「営業しない」店舗の狙い
家を買いたい消費者の情報収集先は「住宅展示場」から「インターネット」に
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