1980年代半ば~1990年代半ば生まれのミレニアル世代と、1990年代半ば~2010年生まれのZ世代とを合わせて、韓国では「MZ世代」と呼ぶことが多い。現在で言えば、主に20代・30代の若者たちだ。 このMZ世代の中の分断と対立が、いま韓国で極めて深刻な問題となっている。 若者の分断で最も深刻なのが、所得、資産格差による分断である。 延世大学経済学部の成大胤(ソン・テユン)教授は「現在の青年世帯の中でも十分な所得を安定的に得られる職についている集団とそうでない集団の間の格差は大きい。十分な所得の安定した職がないのに大規模負債を抱えた青年が相当な問題に直面している」と指摘している。 大企業に就