最近は猫も杓子も悲観論者だ。 投資調査会社ロンバードのスティーブン・ブリッツ氏は7月14日、世界最大の経済大国である米国が年内にリセッション(景気後退)入りするとの見方を示した。 その前日にはバンク・オブ・アメリカも同じ見通しを明らかにしていた。 片やゴールドマン・サックスはユーロ圏について、今年第3四半期と同第4四半期の両方で国内総生産(GDP)が縮小すると予想している。 米国のグーグル検索では「リセッション」の検索件数が過去最高水準に到達した。 そして市場ではトレーダーが銅(工業の好調さのバロメーター)を売却する一方、米ドルを購入し(市場参加者が神経質になっているしるし)、2023年の利下
世界経済、リセッション入りの観測は時期尚早
市場で広がる悲観論、景気はどこまで悪化するか?
2022.8.3(水)
The Economist
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