インドネシアのパプア地方で民間人の「大量虐殺(ジェノサイド)」が発生する可能性を米国の機関が指摘していることが分かった。 パプア地方はインドネシアの東端、ニューギニア島の西半分を占める位置にあり、同島の東半分は独立国であるパプアニューギニアがある。 パプア地方は1998年に崩壊するまでのスハルト大統領による32年間の長期独裁政権時代は「イリアンジャヤ州」となっていたが、その後民主化が実現し同州は「西パプア州」と「パプア州」に分割。さらに今年6月30日には「パプア州」に新たに「南パプア州」「中部パプア州」「中部山岳パプア州」が新設され、細かい行政単位が誕生したばかりである。 実はこの3州新設法案