ロシアによるウクライナへの「特殊軍事作戦」が始まってから5カ月以上を経た。 3か月ほど前のこのコラムで、一刻も早く停戦を、と書いたのだが(1)、その後の状況は残念ながら、その早期実現に期待を抱かせるものにはなっていない。「(ロシアに対する)幻想的な「勝利」願望は捨てるべき」として、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)も社説(2)で早期停戦を主張したが、大方の支持を得るには至らなかったようだ。 英誌エコノミストはこのNYT社説に言及しつつも、対露経済制裁や停戦での見解が西側で強硬派と妥協派に2分されている状況を伝えるにとどめ、妥協派のNYTに轡(くつわ)を揃えてはいない(3)。 ここまで戦闘が続く
膠着化する戦況:ロシア側の目に映る「戦争の終わり方」
西側との決別を決めたプーチン、世界の分断は長期化へ
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