日本に鉄道が開業したのは1872(明治5)年10月14日のことである。ただし、新橋と横浜の間に初めての鉄道が開業した時の日本ではまだ太陰暦(旧暦)が採用されており、太陰暦ではこの日は9月12日となる。 それまでの日本では1日を昼と夜に分け、さらにそれぞれを6等分して時間の目安としていた。「暮れ六つ」、あるいは「丑三つ時」などと呼ばれる、あのスタイルである。 この方法では、季節によって「いっとき」の長さが変わり、もとより時計などない時代のことであるから(江戸時代の後期には、有力な大名などが1針式の時計を所有していたといわれるが)、当時の日本の時間に対する感覚は曖昧で、待ち合わせに遅刻することなど
駅に時計は不要なのか、定時運行「世界一」の陰で進む鉄道の静かな変化
駅の時計削減を進めるJR東日本、経営合理化策としては理解できるが・・・
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