7月11日の世界人口デーに発表された国連人口推計は、世界中に衝撃を走らせた。2022年にも、中国の総人口が減少し始めたことを明らかにしているからだ。 国際連合による人口推計は、数年に1回のペースで改訂されてきたが、今回の改訂は非常に大きなものになっている。長年にわたりこのデータを見てきた立場から言えば、これほどドラスティックに変えてもいいのかというくらいに、数値が変化しているのである。以下では、この変化の影響を確認してみたい。 中位推計(出生率、死亡率ともに中位推計した場合の推計値)によると、中国の人口は、2021年に14億2000万人超でピークを迎え、2035年には14億人、2052年に13
10年も早まった中国の人口減、「一人っ子政策」の行く末は世界経済にも影響
世界の人口動態に衝撃を与えた感染症、われわれは今、歴史の大きな節目にいる
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