私は、今治市に隣接した旧越智郡の出身で、子どもの頃は今治に行くことを「街に行く」と言っていました。それくらい、キラキラして見ていたんです。そんな街のシャッターが閉じ、人がいなくなり、デパートもなくなって、どんどん廃れていく姿を見ていたんですね。 その中で、90年続くタオル会社さんから「廃業します」という話を聞きました。私たちは家業で保険と不動産を扱っており、廃業に向けた不動産売却などに関するご相談を受けたんです。 私たちが始めようという頃には「今治タオル」のブランド知名度は既にかなり上がっていて、その恩恵はある程度、上り詰めているような状況でした。社長は、私たちが素人で始めてすぐにうまくいくわ
「しあわせの量を増やす」売り上げゼロの老舗タオル会社を継いだ夫婦の考え方
伝統産業に新風を吹き込む丹後と「OLSIA」の誕生秘話【インタビュー編】
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