「徳川幕府も15代で終わった。これはクラウンの明治維新」 7月15日、豊田章男・トヨタ自動車社長のこんな言葉と共に世界初公開されたトヨタブランドの高級車「クラウン」の第16世代モデル。これまでは中国や中東など一部の例外を除いてほぼ国内専用モデルだったが、この代から世界40の国、地域で販売するという大転換をブチ上げた。 会場の壇上には4つのボディタイプが並べられたが、今秋に第1弾として発売される「クロスオーバー」は1955年に誕生してから67年間守られてきたクラウンの“様式”を根本から覆すものだった。 まずは駆動方式が違う。15代にわたって継承してきた後輪駆動ベースを捨て、16世代は前輪駆動ベース
トヨタはなぜ伝統ブランドであるクラウンの「維新」を決意したのか
名前だけ残してフルモデルチェンジ、世界に活路を見出す戦略の勝算は?
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