ジョー・バイデン米大統領(79)が、政権発足以来、初めて中東問題に手をつけた。 ウクライナ危機によるガソリン価格高騰を受けて、支持率は政権発足後、最低を更新した。 米国民のバイデン不人気の元凶は、一にも二にもバイデンインフレ(インフレ率は8.6%)とガソリン価格の高騰だ。 11月までこれが続けば中間選挙での民主党惨敗は目に見えている。 そこで急遽中東を訪問、主要産油国・サウジアラビアの実権を握るムハンマド・ビン・サルマン皇太子(36)に直談判し、増産を頼み込んだ。 会談後、バイデン氏は記者団にこう語った。「世界的な需要を満たすため適切な供給の確保の必要性で皇太子とは一致している。産油国は既に増