米国の金利上昇が世界経済にどんな影響を及ぼすのか危惧されています。今回は過去のデータから「金利のサイクル」について見ていきたいと思います。 アングロサクソンと呼ばれる英国、米国の長期金利について、1830年までは英国、以降は米国の動向を示したのが図1のグラフです。これによると、長期金利は約60年ごとにピークをつけており、いずれも戦争や動乱が関係しています。 フランス革命~ナポレオン戦争時の1797年、米国の南北戦争が勃発した1861年、第一次大戦終了直後の1920年、イラン革命~第二次オイルショック直後の1981年にいずれもピークとなっています。60年周期といえば十干十二支、あるいは50~60
35年住宅ローンは商品たり得るのか、60年周期の金利サイクルは上昇局面に
「乾いた薪に火がついた」状態の世界経済で進む米国債離れの行方は
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