“安倍晋三氏撃たれ心肺停止”突然スマホの速報で伝えられたニュース。日本中に衝撃が走った。 そして数時間後、安倍元総理は帰らぬ人となった。 政治家はしばしば「私は命を賭けて…!」という発言をするが、まさかその言葉通りになるとは誰も想像していない。今の日本は政情不安定な国ではないからだ。 しかし政治家には常に身の危険が伴うのも確かだ。 かつて戦前の政情不安定な時代には時の総理が殺害されるという事件も起こった。戦後では私の記憶にあるところでは1960年、安倍氏の祖父にあたる岸信介総理が、辞意表明後、右翼に太腿を刺されて重傷を負った事件。同年、社会党の浅沼稲次郎委員長が演説中に17歳の青年に刺されて即死