7月3日、ウクライナは、ルハンスク州のリシチャンスクから軍を撤退させた。ドンバス地方では、ロシア軍が優勢だ。だがその範囲は狭い。 一方で、ウクライナ参謀部の発表によれば、6月末までにロシア軍戦車軍団の戦車・装甲歩兵戦闘車を約1600両(投入数の22%損耗)、装甲兵員輸送車等を3700両(50%損耗)合計5300両(43%損耗)、火砲・多連装砲合計の約1040門(46%損耗)を破壊した。 ウクライナ軍の発表であることから、少し割り引いてみても、かなり大きな損失数だ。ロシア軍は、最後の力を振り絞って戦っているように見える。 現在、ロシア軍の攻勢が東部地域に限定されているのは、戦力損耗が大きく戦闘能
弾薬庫を狙い撃ちされ、戦闘不能に陥り始めたロシア軍
ウクライナ軍への訓練が浸透、効果上げ始めた欧米最新兵器
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