いよいよ参議院選挙の投票日が間近に迫っている。各候補者も各地で、最後の訴えを行う時期だ。どの候補者に投票すべきなのか。人間性を見るために「政治家メシ」に着目してみても面白いという記事(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70674)も書いたが、ここまできたら最後は各候補者の「言葉」に耳を傾けるほかはない。課題が山積している今の日本を変えられるだけの政治家なのかどうか──。これまで変革を行ってきた政治家の言葉を通して、改めて候補者にその本気度を問いたい。 緊急時にこそ、政治家のリーダシップが問われる。1920年から1923年まで東京市長を務めた後藤新平は、