1970年代の石油ショックは西側諸国の政治家に、世界のエネルギー超大国の力に関する悲痛な教訓を与えた。 50年経った今、この教訓が一から学び直されている。 ロシアは欧州へのガス供給を制限することで、西側諸国の制裁に対して反撃に出ている。 ロシア産ガスの供給が完全に止まる見通しは欧州でパニックに近い不安を招き、ドイツなどの経済大国が今冬のエネルギー制限を検討している。 一方、中間選挙に先駆けてガソリン価格の急騰を心配しているジョー・バイデン米大統領は、サウジアラビアを国際社会ののけ者として扱うという選挙戦のレトリックを忘れることを余儀なくされた。 大統領は7月半ば、石油を増産するよう訴えるために