令和4年名古屋場所の番付が6月27日に発表された。横綱・大関、そして三役は夏場所と顔触れが一緒で、新入幕も錦富士1人というやや話題性に乏しい新番付となった。それどころか御嶽海と正代の2大関がカド番のため、もし名古屋場所で負け越すようなことがあれば、そろって関脇に陥落する。残る上位陣は横綱照ノ富士と大関貴景勝の2人だけとなってしまい、横綱が地位と認定された明治42年(1909)2月以来、最も小人数となる可能性が出てきた。番付制度崩壊の危機だと捉える関係者も存在するほどだ。 日本では順番を付けるとき、最もポピュラーな番付だが、その実態はあまり知られていない。後述するが、相撲協会でさえ、最近は番付
ルール逸脱が放置されている大相撲の番付、なぜ張り出し大関がいないのか
伝統を大事にしているはずが、根幹をなす番付の扱いはなぜかおろそか
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