6月29日、英ロイター通信がニューデリー発で、「インドのセメント大手、ロシアから石炭を輸入 人民元で決済」と題した興味深い記事を配信した。その要旨は、以下の通りだ。<インドのセメント最大手ウルトラテック・セメントがロシアから石炭を輸入し、人民元で決済していることがロイターが入手したインドの税関書類で明らかになった。 それによると、ウルトラテックはロシアの石炭大手SUEKからの15万7000トンを、極東のワニノ港から出荷した。5日付の請求書では代金が1億7265万2900元(2581万ドル)となっている。2人の関係者筋はSUEKのドバイ部門が取引を手配したと明らかにした。他の企業も元建てでロシア
西側の経済制裁をあざ笑うかの如くロシアを「人民元経済圏」に取り込む中国
東アジア「深層取材ノート」(第143回)
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