「政治報復か否か」などというテーマはもう議論するにも値しないのかも知れない。 韓国の尹錫悦大統領は、文在寅政権時代の不正や疑惑を徹底して洗い直し、当時の政権幹部の法的責任を追及する肚を固めたようだ。 そして検察による捜査の矛先は、文在寅前大統領にも向けられる可能性が否定できない状況になりつつある。 5月26日、外交部は4件の文書を公開した。それは、李相徳(イ・サンドク)外交部北東アジア局長(当時)が韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協。現在改称し「正義連」)の尹美香(ユン・ミヒャン)代表(現議員)と4回面会し、日韓交渉の過程と合意の主な内容を事前に説明していたことを示したものだった。 慰安婦問題日韓