昭和時代のテレビ番組である初代「ウルトラマン」(1966〜67。以後「初代」または「初代マン」と略す)と令和の新作映画「シン・ウルトラマン」(2022。以後「シン」と略す)には、多くの相違点と共通点が入り混じっている。シンを見ていて面白いと思ったシーンのひとつは、初代マンが苦戦した強敵と決戦する時、初代マンが強敵の放つ火球を回避していたのに対し、シンの方はちっとも避けようとしなかったところだ。それどころか全弾を自身の肉体で受け止めようとすらしている。 初代の背後には無人のビルが一棟あるだけだったが、シンの場合は背後に無数の人間がいて、これを守る必要があった。これが回避の有無をわけたのだろう。だ
「ウルトラマン」シリーズで考える日本史史料の読み方
初代ウルトラマンとシリーズでわかる一次史料と二次史料の関係性とは
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