株式相場が弱含んでいます。米国では6月16日にダウ工業株30種平均株価が終値で3万ドルの大台を割り込みました。インフレ抑制のためFRB(米連邦準備制度理事会)が、約27年半ぶりとなる0.75%の大幅な利上げを決めたほか、スイス中央銀行も利上げに動くなど、世界的な金利上昇による景気への影響が懸念されています。 実際、米国の物価上昇は加速しています。5月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス8.6%と急騰したことに伴い、株価の天敵=長期金利(10年国債利回り)は2011年4月以来の水準である3.4%に上昇しました。 過去を振り返ると、株価は長期金利が上昇し、520週(10年)移動平均(MA
米債券市場の岩盤に大きな亀裂、株価に影響する金利上昇は大きな節目に
大手米銀やFRBには巨額の含み損も、楽観的な個人投資家はどう動く
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