ロシアのプーチン大統領の「対露経済制裁失敗論」が、ますますヒートアップしている。 自身の故郷で6月15日から開催されていたサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で17日に演説したプーチン氏は、「米国とその同盟国が(ロシアのウクライナ侵攻に対して)科した前例のない制裁は狂気であり、無分別で、当初から失敗が運命づけられていた」と断じた上で、次のように主張した。 一方、「チーム・プーチン」のメンバーたちも意気軒昂だ。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は6月15日、「中国はロシアからのエネルギー供給が自国に必要なことを理解しており、自ら自分の足を撃つことはしない。だが、西側諸国は自分の