「22年前、突然の事故で右足を失ったときには、まさかこんな日が来るなんて想像もできませんでした。自分だけじゃありません、脊髄損傷で下半身まひになった友人も一緒に、バイクで箱根を走れるとは……、夢のようです」 感慨深げにそう語るのは、埼玉県の丸野飛路志さん(59)です。 話を聞いて驚きました。下肢などに重い障がいを負った方々が、自身でバイクを操って、9月に一般道をツーリングするというのです。 コースは、神奈川県の観光有料道路「箱根ターンパイク」。なんとこの日は、「小田原料金所~大観山」を貸し切って、障がい者と健常者のライダーが、一緒に往復走行するという計画が進行中なのです。 この走行会を主催するの