6月13日、香港島のアバディーンにある水上レストラン「ジャンボ・キングダム(珍宝王国)」が半世紀にわたる歴史の幕を閉じ、姿を消した。新型コロナの感染拡大で2020年3月から営業を停止していたが、6月に港湾使用許可が切れることに加え、維持補修費用がかさむことから、所有主のメルコ・インターナショナルが売却を決め、停泊していた港からえい航されたものだ。 当日は最後の姿を見ようと、別れを惜しむ多くの香港市民がアバディーンに集まり、各メディアはえい航される模様を生中継した。 日本人観光客にも親しまれ、香港を代表する観光名所だった「ジャンボ」が姿を消したことは、変わりゆく香港をどこか象徴するものだ。事実、
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