(川島 博之:ベトナム・ビングループ、Martial Research & Management 主席経済顧問) 毎年夏になると渤海湾に面した保養地、北戴河(ほくたいが)に中国共産党の現役指導部とOBが集まり、話し合いが行われる。これは水泳好きの毛沢東が夏になると避暑をかねて北戴河に滞在し、そこでお気に入りの幹部と密談したことが起源とされ、俗に「北戴河会議」と呼ばれる。 その内容が公表されることはないが、秋以降に行われる人事や政策の骨格を決めるものとされる。今年(2022年)は秋の共産党大会で習近平国家主席が続投するか退任するかを決める年なので、特にこの会合に注目が集まっている。 そんな北戴河で
にわかに浮上した李克強待望論、「北戴河会議」に集う長老たちの本音とは
習近平の続投で中国共産党は生き延びる
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