ソニー(現ソニーグループ)で10年間にわたり社長、会長を務めた出井伸之氏が6月2日に肝不全のため亡くなった。84歳だった。 社長に就任したのは1995年。13年間の長期政権を敷いた大賀典雄氏からバトンを引き継いだ。1999年に社長兼CEOとなり、2000年に会長に就任してからもCEOにとどまり、2005年に退任した。 出井氏の評価は、前半7年間と後半3年間でまったく異なる。 前半の出井氏は、とにかくカッコイイ経営者。長身で見栄えがよく、メディアへの露出も多く、「ソニーの宣伝塔」を自任した。「アウディ」や「ポルシェ」といった外車を乗りこなし、週末には軽井沢の別荘に文化人など多種多様な人々を招く一
ソニー元社長の出井伸之氏は本当に「世界最悪の経営者」だったのか
「出井時代」がなければ、いまのソニーは全く違う会社になっていた
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