にわかに、今夏の参議院議員選挙に対する金融市場の反応について照会を受けるようになっている。 自民党の茂木敏充幹事長は6月4日、山梨県甲府市内の会合において、夏の参院選に関して「間違いなく6月22日公示になる」と述べ、投開票日が7月10日になる見込みに言及した。当然、日本の経済・金融情勢を占う意味でも、この帰趨には着目することになる。 既報の通り、岸田政権の支持率はいずれの調査を見ても60~70%と極めて高い水準にあり、与党大勝の見通しは堅そうに見える。ただ、現時点で具体的な話をするのは難しいが、対立論点を徹底的に回避し、経済復調のために必要と思われる政策課題に一切手を付けようとしない従前の岸田
参院選の与党大勝観測で漂い始める日経平均、円安、債券安のトリプル安
相対的に貧しくなる日本、経済縮小を前提とした「要請経済」は国を滅ぼす
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