近年、マーケティングでよく使われるキーワードにZ世代というものがある。1990年代半ば以降に生まれ、生まれた時から情報端末が身近に存在した世代のことだ。 自動車業界では商品づくりから販売方法まで、このZ世代を巡るユーザー争奪戦が激化している。少子高齢化が進行する今後、クルマを買う人の絶対数は間違いなく減っていく。若年層を取り込めなければその少ないパイの奪い合いに負け、退場するしかなくなる。それだけに各社とも真剣だ。 Z世代の取り込みを標榜したモデルのひとつに、ホンダが昨年発売したSUV、第2世代「ヴェゼル」がある。メディア向け新商品発表の席で開発陣が強調していたのは、「ジェネレーションCの生活
激変した2代目「ヴェゼル」、ホンダがZ世代に向けたクルマ作りで見せた本気
初代の固定観念を崩した室内レイアウト、操縦性の真価を長距離試乗で体感
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