上海の長期にわたるロックダウンで日系企業の活動が止まり、在留邦人の日々の生活にも深刻な影響が出ていることは、日本でも連日報じられている。かたや、香港は新型コロナの新規感染者数が大幅に減少し、5月19日からは営業が禁止されていたバーやカラオケクラブも5カ月ぶりに営業再開した。 マスクの着用義務(違反者にはHKD5000=約8万円の罰金)や入国時の強制隔離(最低1週間)、ワクチン非接種者のレストラン、スーパー等への立入禁止措置などを除き、ほぼ平常の暮らしに戻っている。 しかし、厳しいゼロコロナ規制が続く中国の影響の他、世界的な資源高、サプライチェーンの寸断、そして主要国の金利引き上げの動きを受けて