香港のトップ、第6期行政長官を決める「選挙」が、5月8日に実施された。選挙にあえてカギカッコをつけたのは、われわれ民主国家から見れば、あまりにお粗末なイベントだったからだ。まず、「香港のトップ」を決める選挙のはずなのに、750万香港人のほとんど全員に投票権がない。投票権を持つのは、北京(中国政府)の篩(ふるい)にかけられた1500人の選挙委員だけだった。
「一国二制度は5年以内に雲散霧消」警察出身の行政長官誕生に香港市民が落胆
東アジア「深層取材ノート」(第136回)
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