後白河天皇は第77代の天皇である。天皇の位を譲ったら、「上皇」の敬称となる。これは「太上(だじょう)天皇」の略称で、退位後に出家すると「法皇(ほうおう)」と尊称される。後白河院は上皇、そして法皇として院政をはじめ30年余りの間、一時の中断もあったが二条、六条、高倉、安徳、後鳥羽天皇の5代に及び院政を敷いた。