島津久光を語る際に、避けて通れないのが西郷隆盛との関係であろう。最初に、両者の複雑多岐にわたる関係性を紐解いておきたい。西郷も久光と同様に、島津斉彬から高く評価され、薫陶を受けた。斉彬は、名もない下級官吏の一人に過ぎない西郷を抜擢し、側近に加えて国事に奔走させたのだ。
島津久光はなぜ、相性の悪い西郷隆盛を使い続けたのか?
幕末維新人物伝2022(5)「島津久光と幕末政治②」
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