欧米諸国は、中国の「一帯一路」構想の途上国への急速な浸透を懸念して、昨年相次いで対抗策を打ち出した。その先駆けとなった米国の「Build-Back-Better World」構想、さらに英国の「Clean Green Initiative」、そしてEUの「Global Gateway」である。一帯一路は、それが実施に移されてからすでに十年に近い年月を経ているが、ここに来て、G7諸国がこぞって対抗策を打ち出すこととしたのは何故だろうか。