土佐一条家の2代目当主一条房冬(1498~1541)は、一条房家の嫡男として誕生した。房冬は本家筋である摂関一条家の当主一条冬良の猶子(実の親以外と仮の親子関係を結ぶこと)となり、永正7年(1510)12月、侍従に任官、従五位に叙位され元服する。