一時はウクライナ侵攻直前の価格に関して、対ドルで50%の下落を見たルーブルだが、現在ではほぼ侵攻前の水準近くにまで戻しつつある。どうやら現段階で見ると、ロシアの勝利が難しいにしても、NATOをリードするバイデン政権側の一方的な勝利もないと踏んだ世界の複数の国が、金融制裁から実質的に離脱しているのだろう。一方で日本の円安は深刻だ。「有事の円買い」が起きない理由と共に考えてみよう。
加速する円安の一因か、ウクライナ危機で日本が手放した経済的中立
侵攻前の水準に戻したルーブルとは逆に、一方向に進む円安の裏にあるもの
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供