アルバイト、パートタイム、派遣社員……。これまで非正規の仕事といえば、若者や女性が中心だった。しかし、近年、非正規労働の現場では、わゆるホワイトカラーの会社員だった人が、派遣やアルバイトをしているケースが目につく。かつて企業や役所に君臨してきたおじさんたちが非正規で働くのは、新しい時代の幕開けなのか、それとも日本の労働市場の劣化なのか。逞しくもどこか悲壮感漂う、非正規労働のおじさんの姿をリポートする。