韓国では先週末、次期大統領選出に向けた国民の選択が始まった。3月9日の大統領選を前に、4日、5日の2日間で期日前投票が実施され、歴代最高の36.9%の投票率を記録したのだ。約4419万人の有権者のうち、実に約1600万人がすでに投票を済ませた。これを地域別でみると、現政権の支持が強い地域では特に投票率が高く、保守系政党の地盤である地域では低かった。実は韓国の保守層の間では、「一昨年の総選挙の期日前投票で与党に有利な不正行為が行われた」として、期日前投票に不信感を持つ有権者が多いのだ。