新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延により、私たちの暮らしは大きく変わった。予想できない未来に対し、大きな不安を抱える社会。日本を含めてその出口は未だ見えていない。そんな中、対策の重要な指針となっているのがデータだ。そこで本稿では、データサイエンティストとして科学とテクノロジーをつなぐ慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室の宮田裕章教授と著書『おいしい経済』において、日本ならではの食文化を世界へ発信しようと提案する楠本修二郎氏との対談を通じ、データ活用と食の視点から日本の未来予測について語っていただいた。