ロシアは、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大を自国の安全保障上の脅威と見なし、NATO加盟を目指す隣国ウクライナとの国境付近に10万人規模の軍部隊を集結させ、軍事的圧力をかけている。欧米が部隊撤収を再三求めているが、ロシアはNATO不拡大の法的保証を要求し、対立が続いている。そうしたなかで発生しているウクライナ危機。極めて危険な状態が続く。プーチン大統領の真の狙いは何か。