日本と中国のこの50年の歴史を振り返ってみたい。1972年9月、田中角栄総理と大平正芳外務大臣が訪中し、国交正常化を実現した。当時の日本経済は高度成長時代の末期であり、1969年度に実質GDP(国内総生産)成長率が12.0%に達したのが最後の2桁成長だった。