世界の主要国が宇宙開発に力を入れる中で、日本の高い技術が成し遂げた宇宙への冒険がある。2020年12月、小惑星「リュウグウ」のサンプルを地球に届けた小惑星探査機「はやぶさ2」だ。2014年の打ち上げから6年以上に及んだ深宇宙での探査機運用。その裏側にはどのような困難があり、今後の宇宙探査はどのような方向に進んでいくのか──。プロジェクトチームを率いた津田雄一氏に聞いた。