2022年の年初、ウクライナで戦争勃発が懸念されていたが、思いもよらない国で大騒乱が起こっている。中央アジアのカザフスタンだ。1月2日、燃料価格の大幅値上げを発端に、全国規模で激しいデモが勃発。カシムジョルマト・トカエフ大統領は、全土に非常事態宣言を敷いて、徹底的な取り締まりに当たった。さらに8日からは、ロシア軍を中心としたCSTO(集団安全保障条約機構)の平和維持部隊を国内に受け入れ、強権的な治安維持に当たっている。