11月2日、中国を代表するテニスプレーヤー彭帥選手が、張高麗前副首相に性的関係を強要されたと告発し、世界中が騒然となった。しばらく安否不明の状態が続いた彭帥選手だったが、ここ数日間でその「近況」を伝える情報が次々と発進され、一応の安否は確認された。だが北京五輪・パラリンピックの開催を控え、世界的アスリートに国家や党があからさまに危害を加えるとはそもそも考えにくい。逆に不気味なのは、性的関係を迫っていたとされる張高麗前副首相の消息が全く伝わってきていないことではないのか。
急に安否判明の中国テニス選手、消えた性的関係強要の前副首相
東アジア「深層取材ノート」(第114回)
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