中国では現在、「習近平思想」に基づいて「映画は共産党政権の宣伝物」という発想で製作することが求められている。これは「人民解放軍とメディアは中国共産党を支える二本の剣である」と述べた毛沢東主席の思想を踏襲する考え方だ。その波がついに香港を飲み込んだ。10月27日、香港立法会で「映画検閲(改正)条例案」が可決されたのだ。これにより香港は、自由な映画製作が難しい場所となってしまった。