何が何だかわからないままに、平家軍の「撃退」に成功した頼朝軍は、大いに意気があがった。頼朝本人も、大いに盛り上がった。「よし、このまま逃げる平家を追撃して、一気に京に攻め上るぞ!」と。ところが幹部連から「待った」がかかった。