東京芸術劇場には当初、アトリウムのほぼ中心に“恐怖のエスカレーター”とも呼ばれる長くて高いエスカレーターが架かっていたが、2012年の改修でこれを撤去してしまった。もしかしたら設計者の芦原義信自身も、長い目で考えれば「ない方がいい」と思っていたかもしれない。