ある日の早朝。かつて大物実業家として成功し、今は西側の国で暮らす沈棟氏のもとに祖国・中国から電話が入った。相手は元妻の段偉紅氏。声を聞くのは4年ぶりだ。段氏は2017年9月に北京で姿を消した。共産党の反汚職運動で、段氏の顧客に捜査の手が及んだ直後のことだ。
習近平の反汚職運動の裏側
大物実業家が新刊で暴露、それでも共産党エリートは不可侵
2021.9.15(水)
The Economist
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