マッカーサーの側近として終戦とともに日本にやってきたアメリカ陸軍のデイビッド・ラール大佐。ミズーリ号甲板で行われた降伏文書調印の場にも立ち会った。日本の全権・重光葵外相は、かつて朝鮮の独立運動家の爆弾攻撃によって右脚を失っていたため、ミズーリ号への乗艦に難儀する可能性があった。そのことを心配したラール大佐は、非礼ならないよう、絶妙の配慮を見せた。その気遣いは重光にもしっかり伝わっていた。
昭和天皇も感心、隻脚の重光葵にマッカーサー側近が絶妙の気遣い
ハワイ沖で散ったマッカーサー側近が見た日本【後編】
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