韓国で慰安婦問題に新たな動きが出ている。一つは日本に対して。今年4月、韓国の元従軍慰安婦らが日本政府を相手に賠償を求めた裁判で、韓国の最高裁は「外国の主権的行為に対しては主権免除が認められる」として原告側の訴えを却下し、韓国社会を騒然とさせた。この「主権免除」を排除する法案が国会に提出されたのだ。もう一つは米国に対してだ。在韓米軍を対象とする慰安婦問題を追及する法案が提出されたのだ。